【完全無料】解体費用いくら?

【相模原市】の解体費用相場と解体補助金情報まとめ  

  • 2025年12月6日
  • 2025年12月6日

相模原市は、東京都にも隣接し、横浜方面とのアクセスも良く、発展してきた街です。

多様な住宅が混在し、ファミリー層や単身世帯、賃貸住宅と持ち家が混ざるこの市では、“住宅ストックの多さ”が魅力である一方、人口構造の変化や建物の老朽化、ライフスタイルの変化などを背景に「空き家」の数も少なくありません。

特に今後、高齢化の進行や相続問題の増加が予想される中で、空き家対策への関心は高まっています。

本記事では、相模原市で空き家を所有する可能性のある方や、将来の売却・解体を検討されている方に向けて、「空き家の現状」「補助金・制度の有無」「解体費用の目安」「コストを抑えるポイント」をわかりやすく整理します。

相模原市は今「空き家」が増えている?

相模原市は人口約72万人を抱える大都市で、多様な住宅ストックとエリアの混在が特徴です。
一方で、高齢化の進行や住宅ストックの老朽化、利用目的の変化などにより、「使われなくなった住宅=空き家」の増加が懸念されています。

市では計画的に空き家対策を進めており、空き家問題は無視できない現状です。

最新の空き家率データ

指標数値
空き家率8.18%
空き家数約30,200戸
放置空き家率3.20%
放置空き家数約11,800戸
住宅総数約369,300戸

※出典:e-Stat(政府統計ポータルサイト)

これらのデータからも、相模原市は住宅全体の約1割近くが空き家という状況にあることが分かります。特に放置空き家は約1.2万戸とされており、防災・衛生・景観面での課題を引き起こすリスクがあります。

なぜ空き家が増えているのか

相模原市で空き家が増えている背景には、全国的な要因に加えて、地域特有の事情も複雑に絡んでいます。主な理由は以下の通りです。

主な要因内容
高齢化の進行高齢世帯の増加により、住人が亡くなった後に空き家となるケースが増加。
相続放棄・遺産分割の未処理相続人が複数いる場合や、相続放棄によって管理者不在となる住宅が放置されがち。
郊外型住宅地の多さ相模原市は市街地と郊外が混在しており、交通の便が悪い地域では空き家になりやすい傾向。
建物の老朽化築年数が古く、リフォームにもコストがかかるため、放置されやすい。
地元に戻らない子世代相模原に実家があっても、都心部に移住した子どもが戻らず空き家化するケースが多い。

特に相模原市では、「相続放棄」や「管理されない郊外住宅」の存在が、空き家問題を深刻化させています。市の空家等対策計画でも、こうした実情に即した対応策が盛り込まれています。

相模原市の補助金制度・空き家対策制度

相模原市では、「空家等対策計画」に基づき、空き家の管理・活用・除却を含む包括的な制度整備を進めています。

神奈川県 相模原市 の補助金情報

相模原市危険ブロック塀等撤去奨励補助制度

事業・条令名相模原市危険ブロック塀等撤去奨励補助制度
制度の概要

地震発生時におけるブロック塀等の倒壊などによる災害を未然に防止するため、相模原市内にある転倒・倒壊の危険性のあるブロック塀等の撤去を行う者に対し、補助金を交付する制度です。

対象事業・工事の概要

相模原市内の業者が施工するもので次のいずれかに該当するもの。

・対象となるブロック塀等をすべて取り除くもの

・ブロック塀等の高さを道路面からおおむね40センチメートル以下に減じるもの

対象申請者

ブロック塀等の所有者または管理者

※ただし、次のいずれかに該当する場合は対象外となります。

・ブロック塀等が道路改良等公共事業の補償対象となる場合

・相模原市の他の要綱の適用を受け、市の負担によりブロック塀等の撤去を行う場合

・販売を目的として整地や解体工事をする際にブロック塀等の撤去を行う場合

・ブロック塀等の所有者が本市の市税及び国民健康保険税を滞納している場合

・ブロック塀等が設置されている場所において、過去に補助金の交付を受けたことのある場合

対象建築物の概要

「ブロック塀点検表」により、危険性が認められるブロック塀等のうち道路等に沿って設置されたもので次のいずれかに該当するもの。

・高さが1メートルを超えるもの

・擁壁等の上にあって、擁壁等との高さの合計が1メートルを超え、かつ、ブロック塀等の高さが60センチメートルを超えるもの

※道路等とは、道路、公園その他一般の用に供する場所

※ブロック塀等とは、コンクリート製の塀、ブロック塀、石積塀、万年塀、その他これらに類する塀

※既に撤去に着手している、または、既に撤去済みのブロック塀等は対象外です。

補助金額概要

補助対象経費の2分の1(限度額10万円)

・ただし、重点地区内や通学路沿いに設置されているブロック塀等に対しては、補助割合が4分の3(限度額15万円)になります。

・補助金の額に1,000円未満の端数が出た場合は、切り捨てます。

※補助対象経費とは、ブロック塀等の撤去(撤去したブロック塀等の処分費を含む)に要する費用で、「見積金額」と「工事費標準額表を用いて算出した金額」のいずれか少ない方の金額です。

※塀を再築する費用は補助の対象外です。

※重点地区は、小学校及び義務教育学校の敷地境界からおおむね500メートル以内の区域です。

定員無し
業者指定

相模原市内の業者が施工

問い合わせ先建築政策課

また、最近では同市と 株式会社クラッソーネ が連携し、解体費用や解体後の土地の売却想定価格を無料で試算できる「相模原市版 解体費用シミュレーターを提供しています。
これにより、解体のコスト感とその後の土地活用の見通しを早期に把握することが可能です。

相模原市の解体費用相場はいくら?

空き家の活用が難しい場合、「解体して更地にする」という選択肢があります。相模原市は広域にわたる住宅地を抱えており、立地や建物の構造により解体費用は大きく異なります。

ここでは、神奈川県全体の平均相場を参考に、相模原市における解体費用の目安を見ていきましょう。

建物の構造別にみた費用目安

坪数帯坪単価の目安解体費用目安
10坪未満約6.8万円/坪~約68万円
10坪台約7.1万円/坪約71万~約127万円
20坪台約6.5万円/坪約130万~約175万円
30坪台約6.1万円/坪約183万円
40坪台約5.7万円/坪約228万~約256万円
50坪台約5.6万円/坪約280万~約308万円
60坪台約5.0万円/坪約300万~約330万円
70坪以上約5.3万円/坪約371万円~

たとえば、一般的な30坪の木造住宅を解体する場合、約183万円前後が目安となります。
ただし、残置物の量や立地条件によって、10〜30万円程度の差が生じることも珍しくありません。

費用が高くなる・安くなるケース

解体費用は建物の広さや構造以外にも、周囲の環境や作業条件によって変動します。
以下のような条件がある場合、費用が上下する傾向があります。

ケース内容費用への影響
前面道路が狭い重機が入れず手作業が増える増加
隣家との距離が近い養生シートの設置や慎重な作業が必要増加
残置物が多い家財や不用品の処分に追加費用が発生増加
地中埋設物がある古い浄化槽・井戸・基礎などの撤去が必要増加
更地化の希望がある整地・整備作業が追加される増加
重機搬入が容易作業効率が良くなる減少
不用品を事前に処分廃棄物処分費が抑えられる減少
平屋や簡易構造の建物解体作業が比較的簡単で済む減少

同じ30坪の木造住宅でも、立地や条件によって20万円以上差が出ることがあります。

解体工事価格は上昇傾向

木造住宅の解体費用は、ここ数年で全国的に上昇しています。
下記グラフでは、各年度の平均的な傾向をもとに算出した概算値を示しており、実際の費用は、建物の構造・立地・工事条件などによって大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

また、自治体の補助金を活用することで、実際の自己負担額が軽減できるケースもあります。
正確な費用を知りたい場合は、早めの見積り依頼を行うのがおすすめです。

概算シミュレーター

該当市区町村を選択すると、補助金を含めたおおよその解体工事費用が分かります。

このシミュレーターは、あくまで目安を知るためのツールです。
実際の費用は建物の構造や立地条件などによって変わるため、正確な金額を知りたい方は見積もりを依頼するのがおすすめです

解体費用を抑えるポイント

解体工事は数十万円から数百万円単位の出費になるため、できるだけコストを抑えたいと考える方は多いでしょう。
ここでは、相模原市で解体工事をする際に知っておきたい、費用削減のための2つの重要なポイントを紹介します。

相見積もりの重要性

複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」は、解体費用を適正に抑えるうえで非常に効果的です。1社だけに依頼すると、相場より高い費用を提示されても比較できず、そのまま契約してしまうリスクがあります。

メリット解説
適正価格が分かる同じ条件で複数社の見積もりを比較できる
作業内容の違いが分かる残置物処理、養生、整地の有無など詳細が比較可能
交渉材料になる他社の金額を提示して価格交渉ができる

最低でも3社以上から見積もりを取り、内容・金額・対応の丁寧さを比較しましょう。

業者選びの注意点

費用だけで業者を選んでしまうと、トラブルにつながるケースもあります。
安心・安全な工事のためには、以下の点を確認することが大切です。

チェックポイント内容
建設業許可・解体業登録法令に基づく許可を持っているか
見積書の明細が丁寧か工事項目が細かく分かれているか
アスベスト対応の可否必要に応じて調査・処理できる業者か
近隣対応の丁寧さあいさつ・騒音配慮などの姿勢があるか

「安すぎる業者」には要注意。不法投棄や手抜き工事などのリスクもあります。

まとめ:空き家対策と補助金で解体を前向きに

相模原市では、住宅の総数が多いこともあり、空き家数も3万戸を超えています。高齢化や相続放棄などが進む中、空き家の放置は防災・防犯上のリスクとなり、資産価値の低下にもつながります。

市では空き家バンクや老朽住宅の除却支援、耐震改修支援など、状況に応じた制度を整備しています。ただし、すべての空き家が補助の対象となるわけではなく、基本的には自己負担を前提とした計画が必要です。

そのためにも、相見積もりや業者選びを工夫し、信頼できる業者と納得のいく形で解体を進めることが重要です。

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