行橋市では現在、空き家率が13.65%(4,800戸)となっており、空き家の管理や解体を検討する必要がある状況です。
空き家を放置すると老朽化が進み、倒壊リスクや維持管理の負担増加につながることがあります。
しかし、「解体費用はいくらかかるのか」「補助金は利用できるのか」など、判断に必要な情報が分かりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、行橋市の空き家の現状、解体費用の相場、補助金制度を具体的な数値をもとに整理し、解体を検討する際の判断に役立つ情報を分かりやすく解説します。
行橋市は今「空き家」が増えている?
行橋市では、住宅総数に対して一定数の空き家が存在しており、所有者にとっては今後の管理や解体を検討する必要がある状況です。
空き家は使用されないまま放置されると老朽化が進み、維持管理の負担が増えていきます。
まずは、行橋市の空き家の現状を数値で確認していきましょう。
最新の空き家率データ
行橋市の空き家状況は、以下のとおりです。
| 項目 | 行橋市 |
|---|---|
| 空き家率 | 13.65% |
| 空き家数 | 4,800戸 |
| 放置空き家率 | 7.88% |
| 放置空き家数 | 2,770戸 |
| 住宅総数 | 35,170戸 |
行橋市では、住宅総数35,170戸のうち、4,800戸が空き家となっています。
これは、約7戸に1戸が空き家という状況です。
また、放置空き家も2,770戸あり、今後使用予定がない住宅については、管理や解体を検討する必要があります。
なぜ空き家が増えているのか
行橋市で空き家が増えている背景には、住宅総数に対して一定数の空き家が存在している現状があります。
空き家は使用されないまま残ることで、年々蓄積していく傾向があります。
行橋市では、空き家4,800戸のうち、2,770戸が放置空き家とされており、空き家の中でも実際に活用されていない住宅が多く存在しています。
これは、今後も管理や活用の判断が必要な住宅が一定数あることを示しています。
空き家の状況として、次のような住宅が含まれます。
- 現在、居住者がいない住宅
- 今後の使用予定が決まっていない住宅
- 活用や売却などの判断が行われていない住宅
空き家は放置するほど老朽化が進み、維持管理の負担が大きくなる可能性があります。
そのため、使用予定がない場合は、解体を含めた対応を検討することが重要になります。
行橋市の補助金制度
行橋市では、老朽化した危険な空き家の解体を促進するため、解体費用の一部を補助する制度が設けられています。
補助金を活用することで、解体費用の負担を抑えることが可能です。
ただし、申請には条件や受付期間があるため、事前に確認することが重要です。
福岡県 行橋市 の補助金情報
行橋市老朽危険家屋等除却促進事業補助金
| 事業・条令名 | 行橋市老朽危険家屋等除却促進事業補助金 |
|---|---|
| 制度の概要 | 行橋市では、市民の安全・安心の確保と生活環境の保全を図るため、市内において現在使用されておらず、倒壊の危険性のある家屋等を解体する方に対して工事費用の一部を補助しています。 【補助内容】 補助対象建築物の除却に要する費用の一部補助 |
| 対象申請者 | 【補助対象者】 下記のすべての条件を満たす者 ・補助対象建築物の所有者およびその相続人 ・法人でないこと ・市税を滞納していないこと ・暴力団・暴力団員およびそれらと密接な関係を有する団体・者でないこと |
| 対象建築物の概要 | 【補助対象建築物】 下記のすべての条件を満たす建築物 ・市内に存在するもの ・現に使用されていない建築物 ・木造または鉄骨造である建築物 ・過半が居住の用に供されていた建築部物 ・所有権以外の権利が設定されていない建築物 ・規則別表に掲げる家屋等の老朽度の判定基準に基づく各評点の合計点が100点以上のもの ・減価償却資産の耐用年数に関する省令(令和40年大蔵省令第15号)に定める耐用年数を超えて存する建築物 |
| 補助金額概要 | 【老朽危険家屋除却工事】 除却工事に要する費用の50%に相当する額で、1,000円未満切捨てた額 ※ただし、1戸につき30万円を上限とします (補助条件) ・行橋市内業者が、除却工事を行うこと。 ・建築物の一部を除却する工事は対象になりません。 |
| 定員 | 有り |
| 業者指定 | 行橋市内業者が、除却工事を行うこと。 |
| 問い合わせ先 | 建築政策課建築政策係 |
行橋市木造戸建て住宅性能向上改修等補助制度(除却関連)
| 事業・条令名 | 行橋市木造戸建て住宅性能向上改修等補助制度(除却関連) |
|---|---|
| 制度の概要 | 行橋市では木造戸建住宅の耐震化を進めるため「行橋市木造戸建て住宅耐震改修補助金交付要綱」を定め、平成26年8月より、補助金制度運用を開始し、令和6年5月より、「行橋市木造戸建て住宅性能向上改修補助金交付要綱」に改めました。昭和56年5月31日以前に建築された住宅の耐震改修に要する費用及び同時に行う省エネ改修工事に要する費用の一部を助成しますので、住宅の耐震改修を予定している方は、まずはご相談ください。 ※耐震改修工事により固定資産税の減税や所得税の控除、融資の支援を受けられることがあります。 【補助内容】 木造戸建て住宅の性能向上改修工事等に要する費用の一部補助 |
| 対象申請者 | 【補助対象者】 下記のすべての条件を満たす者 ・住宅の所有者もしくは自身が居住するため工事を行う者 ・過去に耐震補助金の交付を受けたことがないこと ・市税その他の公租公課を滞納していないこと ・暴力団・暴力団員およびそれらと密接な関係を有する団体・者でないこと |
| 対象建築物の概要 | 下記のすべての条件を満たす住宅 ・市内に存在するもの ・昭和56年5月31日以前に着工したもの ・過去に耐震補助金の交付を受けたことがないこと 【性能向上改修工事】 現に居住者がいることまたは、改修後に居住する予定の者がいること 【建替え等に伴う除却工事】 申請時点で居住していること及び除却後は地震に対する安全性が確保された住宅等へ住替え等をすること ・地階を除く階数が2以下のもの ・木造戸建て住宅 ※店舗の用途を兼ねるものは、店舗等の用途に供する部分の床面積が建築物全体の床面積の2分の1未満のもの ・建築基準法及び関係法令に違反していないもの |
| 補助金額概要 | 【建替え等に伴う除却工事】 除却工事に要する費用(対象住宅の耐震改修工事に要する費用が安価な際は、その費用)の23%に相当する額で、1,000円未満切捨てた額 ただし、1戸につき30万円を上限とします ※補助対象住宅』の項目と併せて耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満の建築物の建替え等に伴う除却工事を行うもの |
| 定員 | 有り |
| 業者指定 | 無し |
| 問い合わせ先 | 建築政策課建築政策係 |
行橋市ブロック塀等撤去費補助制度
| 事業・条令名 | 行橋市ブロック塀等撤去費補助制度 |
|---|---|
| 制度の概要 | 行橋市では、地震発生時におけるブロック塀等の倒壊による被害防止、避難経路の確保等を図り、市民が安心して生活することができる災害に強いまちづくりを推進するため、「行橋市ブロック塀等撤去費補助金交付要綱」を定め、平成31年1月より、補助金制度を開始しました。道路等に面するブロック塀等の撤去工事に要する費用の一部を助成しますので、ブロック塀等の撤去をお考えの方は、まずはご相談ください。 【補助内容】 ブロック塀撤去費補助金は以下のとおりです。 道路に面して設置され、高さが1メートル以上のブロック塀等の撤去または一部撤去に要する費用の一部を補助します。 |
| 対象事業・工事の概要 | 1.補助対象ブロック塀等の全部を撤去する工事 2.補助対象ブロック塀等の一部を撤去する工事(補助対象工事完了後において、次の要件をすべて満たすものに限る) ・診断カルテによる換算で70点以上となるもの ・ブロック塀等の高さが1.2メートル以下になるもの ・建築基準法(昭和25年法律第201号)第42条に規定する道路内にブロック塀等が存しないもの |
| 対象申請者 | 次のすべての条件を満たしている方 ・ブロック塀等の所有者または管理者 ・同一敷地において、この要綱に基づく補助金の交付を受けたことがないこと ・市税、その他の公租公課を滞納してないこと ・暴力団・暴力団員およびそれらと密接な関係を有する団体・者でないこと |
| 対象建築物の概要 | 次のいずれかの要件を満たすもので、道路に面して設置されるもののうち、路面から1メートル以上のもの ・診断カルテによる換算で40点未満のもの(市職員が診断) ・その他市長が災害時に安全上支障があると認めるもの |
| 補助金額概要 | 費用(消費税及び地方消費税を含む)の3分の2(約67%)に相当し、1,000円未満を切り捨てた額 上限額:16万円 ※ただし、補助金に係る仕入れに係る消費税仕入控除税額等が、ある場合は、これを減額して申請しなければなりません。 ※消費税仕入控除税額とは、課税事業者が納付する消費税額のうち、課税期間中の課税売上げ等に係る消費税額からその課税期間中の課税仕入れ等に係る消費税額を控除されるもの。 |
| 定員 | 有り |
| 業者指定 | 無し |
| 問い合わせ先 | 建築政策課建築係 |
行橋市の解体費用相場はいくら?
解体費用は建物の構造や立地条件によって変動しますが、あらかじめ目安を把握しておくことで予算の判断がしやすくなります。
特に木造・鉄骨造・RC造では坪単価が異なるため、同じ30坪の住宅でも解体費用に差が生じます。
行橋市で解体を検討する際は、まず構造ごとの費用目安を確認しておきましょう。
建物の構造別にみた費用目安
行橋市における解体費用の目安は、以下のとおりです(30坪換算)。
| 項目 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 |
|---|---|---|---|
| 坪単価 | 4.9万円 | 6.0〜7.0万円 | 7.5〜9.0万円 |
| 30坪の解体費用 | 約147万円 | 約180〜210万円 | 約225〜270万円 |
木造住宅の場合、30坪で約147万円が目安となります。
鉄骨造は約180〜210万円、RC造は約225〜270万円と、構造が強固になるほど解体費用は高くなります。
解体費用は建物の構造によって大きく異なるため、まずは自宅の構造を確認し、概算の費用目安を把握しておくことが重要です。
費用が高くなる・安くなるケース
解体費用は建物の構造だけでなく、敷地条件や建物の状態によっても変動します。
同じ30坪の住宅でも、条件によって解体費用に差が生じるため、事前に確認しておくことが重要です。
| 費用が安くなるケース | 費用が高くなるケース |
|---|---|
| 前面道路が広く、重機が使用できる | 前面道路が狭く、手作業が必要になる |
| 建物内が整理されており残置物が少ない | 家具や廃材などの残置物が多い |
| 平屋など構造がシンプル | 2階建て以上で解体工程が増える |
| 隣家との距離があり作業しやすい | 隣家との距離が近く養生が増える |
| 整形地で重機搬入が容易 | 狭小地や変形地で作業効率が低下 |
特に、重機が使用できるかどうかは解体費用に大きく影響します。
重機が使える場合は作業効率が高まり、費用を抑えやすくなります。一方で、手作業が増える場合は人件費が増加し、解体費用も高くなる傾向があります。
解体工事価格は上昇傾向
木造住宅の解体費用は、ここ数年で全国的に上昇しています。
下記グラフでは、各年度の平均的な傾向をもとに算出した概算値を示しており、実際の費用は、建物の構造・立地・工事条件などによって大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
また、自治体の補助金を活用することで、実際の自己負担額が軽減できるケースもあります。
正確な費用を知りたい場合は、早めの見積り依頼を行うのがおすすめです。
概算シミュレーター
該当市区町村を選択すると、補助金を含めたおおよその解体工事費用が分かります。
このシミュレーターは、あくまで目安を知るためのツールです。
実際の費用は建物の構造や立地条件などによって変わるため、正確な金額を知りたい方は見積もりを依頼するのがおすすめです。
解体費用を抑えるポイント
解体費用は建物の条件や業者によって差が出るため、事前の準備や見積の取り方によって費用を抑えることが可能です。
特に、複数の業者から見積を取得し、内容を比較することが重要になります。
相見積もりの重要性
解体費用を適正な価格で進めるためには、複数の業者から見積を取得して比較することが重要です。
1社のみの見積では、その金額が相場と比較して適正か判断することが難しくなります。
見積を比較する際は、以下の項目を確認しましょう。
| チェック項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 坪単価 | 解体費用が相場と大きく異ならないか確認するため |
| 解体工事費 | 基本工事費が適正か判断するため |
| 廃材処分費 | 処分費が含まれているか確認するため |
| 重機使用費 | 追加費用の有無を確認するため |
| 養生費 | 近隣対策費用が含まれているか確認するため |
| 諸経費 | 不明確な費用が含まれていないか確認するため |
複数の見積を比較することで、解体費用の相場を把握し、適正な価格で解体工事を進めることができます。
業者選びの注意点
解体工事を安全かつ適正に進めるためには、金額だけでなく、許可の有無や対応内容も確認することが重要です。
適切な業者を選ぶことで、追加費用やトラブルを防ぎながら解体工事を進めることができます。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 解体工事業登録または建設業許可 | 無許可業者による違法工事を避けるため |
| 見積内容が詳細に記載されている | 追加費用の発生を防ぐため |
| 現地調査を実施している | 正確な見積を出すため |
| 廃材処分方法が明確 | 不法投棄などのトラブルを防ぐため |
| 近隣対応の説明がある | 工事中の近隣トラブルを防ぐため |
解体工事は建物の取り壊しだけでなく、廃材処分や近隣への配慮も含まれます。
許可を持ち、見積内容や工事内容を明確に説明できる業者を選ぶことが、安心して解体を進めるための重要なポイントです。
まとめ:空き家対策と補助金で解体を前向きに
行橋市では、住宅総数35,170戸のうち4,800戸が空き家となっており、空き家率は13.65%です。さらに、放置空き家は2,770戸あり、今後使用予定がない住宅については、管理や解体を検討する必要があります。
解体費用の目安は、30坪の場合で以下のとおりです。
- 木造:約147万円
- 鉄骨造:約180〜210万円
- RC造:約225〜270万円
また、行橋市では老朽危険家屋除却補助制度があり、解体費用の50%(上限30万円)の補助を受けられる可能性があります。
ただし、補助金は必ず工事前に申請する必要があり、予算や件数の上限に達すると受付が終了するため、早めの確認が重要です。
解体費用は条件によって変動するため、複数の業者から見積を取得し、内容を比較することで適正な費用を把握することができます。
- 行橋市では約7戸に1戸が空き家となっている
- 解体費用は147万〜270万円が目安
- 補助金を活用することで費用負担を軽減できる可能性がある
- 相見積もりにより適正価格で解体を進めることができる
空き家は放置するほど老朽化が進み、管理の負担も増えていきます。補助金の確認や見積比較を行いながら、解体について早めに検討することが重要です。
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